「民族浄化」行う共産中国は「人類の敵」だ ー 東京で「自由インド太平洋連盟」結成

世界思想12月号を刊行しました。今号の特集は「中共覇権主義の罠」です。

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【メッセージ】
ウイグルは今、完璧な「監視体制」でナチス以上の「絶望収容所」になっている

10月26日に中国共産党政権によるウイグル・チベット・内モンゴルなどの民族弾圧・民族「浄化」政策を告発する「自由インド太平洋連盟」結成大会が、東京・永田町の国会議員会館で行われた。連盟の会長には「世界ウイグル会議」元議長のラビア・カーディル氏が就任、絶望収容所を作り出す中国共産党へ連帯して立ち上がろう、と切実に訴えた。(文責 編集部)

世界ウイグル会議元議長
ラビア・カーディル 氏

「民族浄化」行う共産中国は「人類の敵」だ 国際連帯組織「自由インド太平洋連盟」を結成

 本日この場に集まったのは、中国により虐殺・弾圧にあっているウイグル、チベット、それにインド、ベトナム、台湾などの国・地域の皆さんと結束して「自由インド太平洋連盟」を結成すること。参集いただき感謝したい。

 日本でこの団体「自由インド太平洋連盟」を、日本というアジアの中で最も自由・平和・民主主義を享受する国家において結成したことを全世界に宣言したい。

 協力を惜しまなかった日本の方々、総長として選んでくれたメンバーの皆さんに心から感謝したい。先ほどのチベットや南モンゴルの代表の報告にもあったように、私たちウイグルも同じ歴史をたどってきた。

 

 なぜなら、民族的な虐殺や弾圧のあった歴史というものが同じ中国共産党によって行われてきたからだ。この場でその長い歴史を語ることは控えたい。

 現在、中国共産党政権は、周辺のすべての国々対して大きな脅威となっている。今我々ウイグルでは、ウイグルとしての言語、民族、文化などすべて抹殺される政策にあっている。ウイグ、チベット、南モンゴルの3つの民族は中国の侵略にあって以来、同じように言語の撲滅、歴史の撲滅、人道的迫害、いろいろな悲惨な歴史をたどってきたのは、同じ「運命共同体」だと言える。

 

次々とウイグル人青年を強制収容所に収監。「私の子供たちは今どこにいったのか!」と泣き叫ぶ老父母たち

 1949年、中国が東トルキスタンを侵略した後、モンゴル人であれ、チベット人であれ、ウイグル人であれ、同じ手口で様々な方法によって、虐殺・迫害・弾圧してきた。その中で、チベットでは法王ダライ・ラマ様が亡命できて、全世界にチベットの情報を公表することができた。

 49年に中国共産党がウイグルつまり東トルキスタンを侵略した後、我々の首相や指導者たちを、平和大会に参加させる名目で北京に連れて行って殺してしまった。

 

 我々はこれまで全世界に「宗教的弾圧を受けている」「我々は言語を奪われている」「強制的に中国人にされようとしている」と訴えてきた。そしてさらに、沢山のウイグルの人々が強制収容所に入れられていることを訴えてきた。

 ところが、我々の訴えとは裏腹に、習近平政権が誕生してからは、世界の非難をものともせずにウイグル人の虐殺を始めている。私達自身もその事実に驚き、世界の皆さんに伝えることが、果たして信じてもらえるだろうかとためらうほどの状況だ。

 
 現在、ウイグルには2500万人がいると我々は伝えてきた。ところが中国では昨年、約1200万人の人口だと発表した。2年前から中国は突然、第2次世界大戦におけるナチス・ドイツのユダヤ人強制収容所のようなものを東トルキスタンに作り出したのだ。

 今、東トルキスタンの街の中で残されたウイグル人は20%にも満たない状況と言われている。

 そうした状況で、世界のジャーナリストたちは、100万~200万の人々が強制収容所に入っていると言っているが、それ以外のウイグル人は一体どこに行ったのか?今、国連やアメリカのメディアは現実に近い数字だとして100万~200万を挙げている。だが現実は、500万~700万のウイグル人が強制収容所に入っていると見なければならない。

 

 中国共産党はまず、ウイグル人の中でも宗教的で信仰心の篤い人々から収容所に入れる対象にしていた。その後に普通の一般市民を逮捕・収容の対象にし始めた。

 それからそのターゲットを学者であり、文学者、大学教授や学校教員などに拡大した。それでももの足らず、音楽家、歌手、役者(俳優)なども捕縛の対象となってしまった。

 今、ウイグルにいる父親、母親、家族がすべて強制収容所に入れられたため残された1家族あたり2~3人、全部で何百万人という単位の子供たちを集めた子供たちのための新しい収容所を作っている。

 

 今、強制収容所にいる父親、母親たちが当局に「私の子供たちは今どこにいるのか」と問い合わせただけで、「あなたは罪を犯した」として、7年から無期限の懲役という判決を言い渡している。皆さん子供お持ちだろう。その子供たちの現状はどうなっているかと問うのは親として当然の問いかけだろう。

 

中国共産党は、ウイグル人を民族浄化の「実験台」に選んだ。他民族にも手を伸ばしはじめている!

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 現在の中国共産党による強制収容所は、第2次大戦でのナチスによるユダヤ人強制収容所と全く変わりない。今、ウイグルの人々は虐殺され弾圧されている。それでも全世界が沈黙を破らないのはなぜか。中国政府は今、我々東トルキスタンの民を「実験台」にしている。実験台にして今日はウイグル、次はモンゴル、その次はチベット、さらにその次はカザフスタン、クルディスタンというように、隣国に支配の魔の手を伸ばそうとしている。中国共産党は絶対に同じことをやるだろう。

 強制収容所からカザフスタンに亡命した何人かの証人たちは、現在、カザフスタンでは中国政府が自由に逮捕拘束することができるため、仕方なくトルコに亡命してきた。中共政権は当初、ウイグル人だけを強制収容所に入れてきたが、最近ではウイグル人だけではなくカザフ、クルドなど別の民族も強制収容所に入れられるようになってきた

 

 今、私には「証拠」となる事柄が沢山ある。私達は中共の実験台にされ、家族の元に「病気になったから」と言って返された人々は、皆10日も経たないうちに死んでしまっている。中国内陸部に連行されていった250万の若者たちは、彼らの内臓が摘出されて臓器売買に使われたと確信している。

 

 私達は全世界のすべてのウイグル人たちに、証言台に立つように呼びかけている。自分たちの家族の中で、捕まった人は誰か、殺された家族・親族はいないか、とそのような活動を行っている。そうした囚われた家族のために証言するウイグル人が次々に現れるようになってきた。

 

民族浄化策は人類への挑戦

 我々は、「世界の平和」を取り戻すために、我々ウイグルの中で強制収容所に入れられた人々のために、弾圧されているすべての民族のために、この連盟の活動を展開していきたい。

 私の5人の子供も今、東トルキスタンの中に、11人の可愛い孫たちもすべて強制収容所の中にいる。弟や妹の家族たちもその中にいる。私が最も可愛がっていた妹は最近、強制収容所の中で殺され、身柄が引き渡された。現在、中国の行っていることは、我々に対してだけの問題ではなく、人類全体に対する挑発行為だ。だからこの問題は単なる民族次元の問題ではなく、人類全体の問題として捉えられるべきなのだ。(文責=編集部)

 


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