文化共産主義の脅威 - ジェンダーフリーについて

 ジェンダー・フリーという言葉をご存知でしょうか。バリア・フリーという言葉なら聞いたことがあるでしょう。障害のある方も支障なく暮らせるようにすることです。バリア(支障)からフリーになる(解放される)ということですね。

 話を元に戻すとジェンダー・フリーとは、「ジェンダーからの解放」を意味する言葉です。ではジェンダーとは何かというと、学術的には「社会的性差」と説明されます。聞きなれない言葉かもしれませんが、だいたい以下のような意味になります。

 

 人間が持つ男女の差(性差)は、生殖や妊娠が可能かどうかという生物学的な差異にのみ限られる。ところが大きくなるにつれて、「男子はズボンをはく」「女子はスカートをはく」といったイメージを社会から植え付けられる。こうして「男らしさ」「女らしさ」という性差が生まれる。父親と母親の役割も区別される。これが社会的性差(ジェンダー)である。この区別は差別を生む。だから区別をなくさなければならない。大切なのは「男らしさ」や「女らしさ」ではない。「自分らしさ」である。

 

 以上がジェンダー・フリーが意味するところです。そしてこの理屈は科学的に見て誤りです。たとえば新井康允教授の「脳の差異」(共立出版)には、男女の違いにおける社会的・文化的影響はわずかであり、大半は生まれもつ特性であることが様々な観点から説明されています。やはり男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく自ら育つのです。また子供にとって、父親には父親の役割が、母親には母親の役割があります。「男女に違いはない」「父親と母親に違いはない」ということは決してありません。これらのことは子育ての経験のある方なら、ほとんどの方に共感していただけるでしょう。

 つまりジェンダー・フリーとは、社会における男女のあり方、そして家庭のあり方を根本から変えてしまおうという危険な思想に基づく言葉なのです。いわば「文化テロ」とでも言うべき思想です。ところがこの過激な思想が、女性学の分野ではほぼ定説になっています。そして驚くべきことに、この思想に基づく法律が日本で作られてしまいました。1999年に制定された男女共同参画社会基本法です。この基本法では、地方自治体に対しても同様の条例を作るよう求めています。そして全国の自治体で推進条例が作られてしまいました。

 

 当時、政府主催の審議会専門委員として法制化に大きな影響を与えたのが東大助教授(当時)の大沢真理氏でした。彼女はフランスのフェミニストであるクリスティーヌ・デルフィという過激な学者を支持する人物です。その主張とは、性差は男女の二通りだけではなくて多数ある。それが社会的に作られたジェンダーによって二分されているように見えるに過ぎないというものです。これは明らかに生物学に反する理論です。

 実はデルフィ自身もこの理論については、「かなり大胆な仮説」「まだ実証されていない」と述べていました(なにが女性の主要な敵なのか:勁草書房)。つまり日本は、「大胆な仮説」に過ぎない仮説に基づく法律や条令を作ってしまったのです。このような誤った思想に基づく行政、あるいは子供への教育は絶対に認めるべきではありません。

 

迫りくる共産主義の脅威 (プロローグ)
体制共産主義の脅威
 

①中国の軍事的脅威
中国の狙い拡張し続ける軍事力戦争は始まっている人権弾圧の実態 

②危険な北朝鮮
拉致問題核ミサイル問題
                                                   

文化共産主義の脅威
ジェンダーフリーについて
同性婚について

 

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