本連合からの「公開質問状」(12月9日付)に対する朝日新聞側の回答を受け、「再公開質問状」を送付した。以下に掲載する。
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令和7年12月16日
再 公 開 質 問 状
朝日新聞社 代表取締役社長 角田 克 殿
朝日新聞出版 書籍編集部長 宇都宮 健太朗 殿
朝日新聞記者 蔵前 勝久 殿
国際勝共連合 会長
渡邊 芳雄
本連合からの「公開質問状」(12月9日付)に対して、朝日新聞出版書籍編集部長からの回答を受け取った(同月12日)。以下に再掲する(太字は本連合による)。
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該当する人物がいないというご指摘を受けて調べたところ、記述ミスによるものであることが判明しました。同書169ページの「Aは、永田町で出世の階段を上り、党三役や重要閣僚を歴任し、政界でも指折りの実力者となった。」は誤りでした。この説明は、当該箇所で言及している衆院議員についてのもので、正しくは「この衆院議員は、永田町で出世の階段を上り、党三役や重要閣僚を歴任し、政界でも指折りの実力者となった。」でした。お詫びして訂正いたします。
朝日新聞出版のウェブサイトで12月11日に「お詫びと訂正(https://publications.asahi.com/product/25685.html)」を出し、電子書籍版は同日に修正手続きをいたしました。回答は以上となります。ご査収のほどをよろしくお願いいたします。
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国会議員は公人であり、国民の知る権利に応えるためにも確認するが、「永田町で出世の階段を上り、党三役や重要閣僚を歴任し、政界でも指折りの実力者となった」という「この衆院議員」とは、誰を想定しているのか? 二階俊博元幹事長のことではないのか?
本回答文を受け、本連合としても、当時の本連合責任者らに改めて聞き取り調査を行った。その結果、1980年代当時、「30歳前後の男性A」という本連合の「地元(西日本の)組織の幹部」で、「この衆院議員」の秘書となり、「しばらく秘書を続けた後、県議選に自民党公認で出馬した。当選を重ね、党県連の幹部にも就いた」(p.169)という、該当する人物を確認することはできなかった。
本書に記されたような経歴を有する本連合の「地元組織の幹部」など、和歌山県をはじめ西日本、いや、全国どこにも存在していないのである。
改めて、一体、何をもって「A」が本連合所属の人物なのか、そして、この「A」が誰を指しているのか、ぜひご回答いただきたい(Aの実名は、本人のプライバシーを考慮し、本連合は公表しないことを約束する)。
本質問状が到着してから1週間以内の12月23日までに、下記の住所宛てに文書での回答を求める。なお、本質問状は、本連合のウェブサイトで公開させていただく。
国際勝共連合
(住所や連絡先は省略)
以上