勝共連合から朝日新聞への「公開質問状」を掲載

本連合から12月9日付で、朝日新聞社代表取締役社長をはじめ、朝日新聞記者らに「公開質問状」を送付した。以下に掲載する。

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令和7年12月9日

朝日新聞社  代表取締役社長 角田  克 殿

朝日新聞出版 代表取締役社長 圓満 亮太 殿

朝日新聞記者         蔵前 勝久 殿

国際勝共連合 会長
渡邊 芳雄

 朝日新聞出版から今年11月30日に発行された『日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷』(蔵前勝久・中北浩爾 共著)において、蔵前氏が執筆した「第2章 旧統一教会」の以下の記述について質問したい。

 同章の「5 現在と未来は地続き――同じ過ちを繰り返さないか」と題する項の小見出し「1980年代の一つの事例」(pp.166~169)に、「統一教会と自民党が蜜月の関係を築いた80年代の選挙協力について具体例を示してみたい」(p.167)と、当時、本連合の「(西日本の)地元組織の幹部」とされる「30歳前後の男性A」について詳述されている。

 本書によると、Aがその後、国会議員の秘書となり、「Aはしばらく秘書を続けた後、県議選に自民党公認で出馬した。当選を重ね、党県連の幹部にも就いた」(p.169)。さらに「Aは、永田町で出世の階段を上り、党三役や重要閣僚を歴任し、政界でも指折りの実力者となった」(p.169)と明記されている。

 この「A」とは、一体誰のことを指しているのか?

 記述されたAに関して、西日本の本連合事務局長、県議会議員、秘書、国会議員、党三役、大臣等の経歴を有する人物を本連合内で詳細に調査し確認したが、該当する人物は見当たらなかった。よって、本連合としては、本書の上記記述は全く事実ではないと考える。

 また、このような経歴のAに関して、本連合に所属していたか否か、本連合に取材・確認のないまま本書に掲載されている。

 一体、何をもってAが本連合所属の人物なのかご説明いただきたい

 もし、本連合にこのような「幹部」がいたとすれば、本連合が知らないはずがないが、この「A」が誰を指しているのか、ぜひご回答いただきたい

 もし、上記「A」が本連合の「地元組織の幹部」などではなかった場合、本書の記述は重大な事実誤認であり、本書の訂正や朝日新聞上での訂正記事の掲載などが必要ではないか。

 本質問状が到着してから1週間以内の1217日までに、下記の住所宛てに文書での回答を求める。なお、本質問状は、本連合のウェブサイトで公開させていただく。

国際勝共連合
(住所や連絡先は省略)

以上

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