「週刊文春」への抗議文を全文掲載

当連合は9月6日、「週刊文春」編集部に抗議文を送付しました。
以下に全文掲載いたします。



令和4年9月6日 

抗 議 文

「週刊文春」編集部
樋田 毅 殿

国際勝共連合 事務総長
魚谷俊輔

 9月1日発売の「週刊文春」9月8日号に掲載された、「【検証】朝日新聞と統一教会」と題する記事の以下の記述(下線部)に対して、当連合は強く抗議するとともに、誌面上での謝罪と訂正を要求する。

 当該記事は、いわゆる「赤報隊事件」について扱い、当時朝日新聞の記者で、同事件の特別取材班の一員だった樋田毅氏らのコメントを掲載。樋田氏は、「国際勝共連合の取材を進めると、連合内に秘密軍事部隊があったとする証言にたどり着いた」「教団元幹部によれば、文鮮明らの身辺警護をするグループは実在しており、その関連で訓練が行われていた可能性もあると考えています」(樋田氏)などと述べている。

 当連合が創設された1968年から現在に至るまで、当連合内に「秘密軍事部隊」なる組織や、それに類するような組織が存在した事実はないことをハッキリと申し上げる。「(秘密軍事部隊の)訓練が行われていた可能性もあると考えています」との樋田氏の憶測による発言からも明らかなように、樋田氏の単なる妄想に過ぎない。

 そもそも、赤報隊事件についてまとめた樋田氏の著書『記者襲撃』(岩波書店、2018年2月発行)で、樋田氏自身が以下のように‟真実”を度々吐露している。

 「本書で取り上げる全登場人物、グループ(注:当連合も含む)について、事件との関係は立証できていない」(まえがき vi)
 「α教会(注:旧統一教会)・α連合(注:当連合)と朝日新聞社の間には、前述のように緊張関係は間違いなくあったが、一連の朝日新聞襲撃事件に関わったとされる『証拠』があるわけではなかった」(p.139)
 
 また、当該記事でも樋田氏が言及しているように、「兵庫県警が作成した統一教会・国際勝共連合に関する捜査報告書はB4判で計五十八ページに上ります。重要な捜査対象であったものの特定の人物を事情聴取するところまではいかなった」といった事実からも、当連合内に「秘密軍事部隊」などなく、当連合が赤報隊事件に関与していなかったことは明らかである。

 当連合は、今回のような事実に基づかない報道に強く抗議するとともに、誌面上での謝罪と訂正を要求する。さらに、今後も当連合に対する同様の報道を行った場合には、法的措置も辞さないことを付言しておく。

なお、当抗議文は、当連合公式サイトにも掲載する。

以上

 

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