当連合会長 梶栗正義より年頭のご挨拶

会員の皆様、WEBサイトをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。令和初の正月を迎え、謹んでご挨拶申し上げます。

昨年は令和の世が明け、新しい時代を迎えた喜びと興奮で日本列島はお祝いのムードに包まれました。思えば上皇陛下が数年前に生前退位の御意向を示された事を受け、その間、国会において皇室典範特例法を成立させるなど、内外の環境を整えた上で、約二百年ぶりとなる生前退位によるお御代替わりが実現致しました。

この国の最高権威でありながら権力を伴わないという、立憲君主制における象徴天皇というお立場ゆえ、日本国憲法と皇室典範特例法の定める法律に則って退位、及び、即位における一連の国事が執り行われる様子に触れるにつけ、皇室の歴史と伝統に対する畏敬と感謝の念と共に、立法府の持つ重みを実感するなど、国民主権について改めて深く考えさせられる機会にもなりました。

 

2020年は、1月の台湾総統選に始まり、4月の韓国国政選挙、11月の米大統領選挙と日本を取り巻く主要各国にて極めて重要な選挙が控えており、その結果が今後、日本の周辺情勢を大きく左右するものと思われます。本年日本は、混迷を極める世界と向き合いつつ国の在り方について深く考えねばならない時を迎えていると言えるでしょう。

憲法改正においては、国会審議のみならず一般国民が国際情勢と日本の国情を鑑みて当事者意識をもって日本国憲法について考え論議する環境を創り出す事が肝要であると言えましょう。揚げ足取りに終始するような国会論議で重大事案の検討が先送りされる事なく、緊張感ある議事進行が展開するには高い政治意識を持った国民世論の後押しが必要です。

広い視野と高い志をもった国民が、その代表として国会に送り出した議員の緊張感を伴った政治活動を後押しする相互関係が構築されなければなりません。救国救世の高い志で国民運動を力強く推進し、希望溢れる令和の国づくりに邁進してまいりたいと思います。変わらぬご指導、ご鞭撻の程、何卒、宜しくお願い致します。

思想新聞1月1日号に掲載された
梶栗正義会長 年頭挨拶は
こちらからご覧下さい

 

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