「国事行事潰し」に、朝日新聞と共産党がタッグ

※写真はJFAwebsite

FIFA(国際サッカー連盟)W杯ワールドカップロシア大会はいよいよ決勝トーナメントへ。日本はグループリーグを「フェアプレーの差」で突破、決勝第1戦をベルギーと対戦する。

その、西野ジャパン・日本サッカー協会(JFA)のシンボルマークは、日本神話で初代神武天皇を大和の橿原まで案内したとされる3本足の「八咫烏(やたがらす)」をかたどったもの。三本足ならサッカーが強いのでは、という期待感もあるだろう。

さて、日本共産党の志位和夫委員長は3月22日、皇太子殿下の「即位の礼」をめぐり歴代天皇に伝わる三種の神器を受け継ぐ儀式は「国事行為にすべきではない」と会見で述べた。

4月3日の朝日新聞社説は「天皇陛下の退位と皇太子殿下の即位に伴う儀式を、いつ、どのように行うか。その基本方針を政府が発表……結果として、憲法の諸原則や社会通念に照らして首をひねる点が残る内容」と批判。この社説に、安倍批判の急先鋒の元外交官・天木直人氏ですら「共産党と一緒になって天皇退位儀式に異を唱えた朝日に驚く」とし「天皇制が神話に起源があることを日本国民は長い歴史の中で認めて来た」とブログで書いたほど。

実は2月16日の朝日社説も、「政教分離の原則」をかざし「神話に由来し宗教的色彩の濃い剣璽じ(勾玉まがたま)承継が、なぜ国事行為なのか」とある。さながら朝日と共産党が提携し国事行為を潰しにかかっているように見える。

まさに「天皇制が神話に起源があることを国民が認めた」からこそ、八咫烏が勝利に導く「神の使い」としてJFAの意匠となってきたのである。

思想新聞コラム7月1日号より掲載のニュースは本紙にて)

7月1日号 巻頭特集「激しさ増す米中の暗闘」 / NEWS「東東京・西北東京で安保大会」 / 主張「今こそスパイ防止法制定を」 etc

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