中国共産党は超法規的存在(中国の脅威 補足編)


   中国共産党とはどういう組織なのでしょうか。皆さんの中には、「中国にあるいくつかの政党のうちの一つだ」と考える人がいるかもしれません。あるいは、「そんなことはない。中国は共産党一党独裁政権の国だ。だから政党は一つしかない」と考える人もいるでしょう。

   ただ、この考えはいずれも正確ではありません。中国共産党は、日本にある政党とは全く違います。どういうことかというと、中国共産党は中国という国の「上」に存在しているということです。具体的にいうと、中国の憲法に、「中国は共産党の指導を受ける」とはっきりと書かれているということです。たとえば日本では、どれだけ自民党が長期政権を敷いたとしても、憲法を改正して「日本は自民党の指導を受ける国である」などとすることはあり得ませんよね。

   日本には三権分立という制度があります。権力が集中すると人間は必ず悪いことをします。ですから司法(裁判所)と立法(国会)と行政(政府)をはっきりと分けて、互いに監視するようにしています。

 ところが中国では、このすべての機関が共産党の指導を受けます。だから共産党の最高幹部になると、法を犯しても警察が捕まえません。たとえ捕まえても裁判で無罪になります。だから法律など関係ありません。

中国共産党の体質を露わにした「天安門事件」の解説映像です(ほぼ5分で分かる勝共理論より)

 

 その代わり気をつけないといけないのが、共産党内部の権力闘争に負けないことです。もし負けると、言いがかりをつけられて有罪になるかもしれないからですね。

   中国では国のトップ(国家主席)は選挙で選ばれません。共産党のトップ(総書記)がそのまま国のトップになります。そうしてもう一つ、忘れてはならないことがあります。それは、中国の軍隊(中国人民解放軍)は、国の軍隊ではなく、組織的にも中国共産党が直接指導しているということです。共産党内部に「中央軍事委員会」という機関があって、これが最高司令部になっているのです。

 中国が共産主義の国である、というのはこういうことなのです。

【第二章】迫りくる共産主義の脅威(プロローグ)
体制共産主義の脅威
 

①中国の軍事的脅威(中国共産党とは
中国の狙い拡張し続ける軍事力戦争は既に始まっている人権弾圧の実態 

②危険な北朝鮮
拉致問題核ミサイル問題
                                                   

文化共産主義の脅威
ジェンダーフリーについて
同性婚について

天安門事件から30年 勝共遊説隊による街頭演説

私たち国際勝共連合は、毎月都内各地で街頭演説を行い、中国や日本の共産主義の問題を訴えています。
これまでの街頭演説はこちらをご覧下さい

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