当連合会長 梶栗正義より年頭のご挨拶

 

 会員の皆様、WEBサイトをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。迎春の候、皆様の益々の御健勝を祈念申し上げます。

 昨年は世界各国が新型コロナウイルス感染症対策に翻弄された1年でした。未知のウイルスによるパンデミックは世界を混乱させ、国際秩序に大きな変化をもたらし、個々人の日常や経済活動においてもコロナ禍のニューノーマルと言われる対応を余儀なくさせるなど、全地球規模で支配的な影響を与えました。

 人類規模で多大な犠牲をもたらしたこの度のパンデミックを克服するプロセスと結果を通し、経験から得た教訓が生かされ、国際協調の在り方、政治の役割と国民の意識が新しい次元へと引き上げられる事を願ってやみません。

 

 コロナ禍で執り行われた米大統領選挙は、推計得票率において建国史上最高を記録するなど、米国民のみならず世界が固唾かたずを飲んでその行方を見守りました。今回の選挙戦ではもっと深い部分で米国の分断が進み、そのアイデンティティの根幹が問い直される事態が展開しました。「ブラック・ライブズ・マター」による抗議行動は、アンチ・トランプ左翼勢力と合流し、過激さを増す中で、米国建国の父であるワシントン像やジェファソン像を破壊するなど、歴史修正主義的で過激な行動を見せるに至り、世界が米国社会の変容を感じるものとなりました。

 今日の大統領選挙にみられる混乱と、トランプ氏の最後の瞬間まで諦めない強い姿勢は、米国と西洋文明を守らなくてはならないという固い信念と使命感によるものと理解が出来ます。

 実際、この度のコロナ危機では中国共産党政府の隠蔽(いんぺい)体質やマスク外交、ワクチン外交にみられる欺瞞(ぎまん)に満ちた本質が露見し、世界各国が対中戦略の見直しを迫られる事になりました。中国政府による統合戦略の下では、経済的動機は戦略的構図と切り離す事の出来ない不可分の関係におかれるのです。

 

 国際秩序が大きく揺れ動く「不確実性」の時代にあって、周辺国の脅威を直視し、真の恒久平和と繁栄を齎もたらす「令和日本」の実現に向け、憲法改正をはじめ、強く雄々しい政権運営に期待しつつ愛国運動を展開してまいりましょう。

 

思想新聞1月1日号に掲載された
梶栗正義会長 年頭挨拶は
こちらからご覧下さい

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

「いいね」と思ったらシェア!